第134号 人生は愛する訓練
皆さんは、人生の目的を明確にしていますか。私は、恥ずかしながらぼんやりとしか心に浮かびません。
ある人のエッセイ集と出会うまでは…。ですが残念ながら誰が書いた本だったのかは覚えていませんが。そのエッセイ集には「私は、人生の目的は、愛する訓練だと思っています」とはっきりと書いてあるのでした。
しかし、ここに書いてある『愛する』とは?どんな行為を指しているのでしょうか。
以前、ある先輩に「どんな人からでも好かれようと思っても無駄な努力だよ。例えば、ここに10人いるとすると、私を好きだと言ってくれる人、あるいは、好意を持ってくれる人は、2人から3人くらいいれば上出来で、反対に嫌いだと思っている人も、1人か2人くらいいるのが普通だ。そのほかの人は、私に関心のない人ばかりだよ。」と言われたことがありました。
私は想うのです。私自身が、好意を持っている人、あるいは、私自身を好きだと思ってくれている人を、愛することはたやすいとです。
しかし、その反対に、私を嫌っている人を愛することはできないと強く感じます。
そこで、愛せないまでも、その人の悪口や、不平不満を言わないことが、最低限の「愛」ではないかとです。勝手なことを書きましたが、お許しください。
初めの詩は、自分に言い聞かせている詩です。妻や知り合いに、怒りをぶつけて怒鳴ったことは数知れません。言い訳をさせてもらうと、手を出したことはありません。
では、読んでください。
〈自我を治めなさい〉
いつでも自身に言い聞かせている
自分勝手で
独りよがりな
自我を治めなさいと
他人の言動に
異を唱えたくなった時
見ざる聞かざる云わざるを
決め込むことにして
ぐっとつばを飲み込んで
口を堅く噤むのだと…
いつでも自身に言い聞かせている
自分勝手で
独りよがりな
自我を治めなさいと
自分なりの正義感が
目をだし
うごめき始めたとき
人は人
私は私と言い聞かせ
目と耳と
口を固く結んで
我慢する…
いつでも自身に言い聞かせている
自分勝手で
独りよがりな
自我を治めなさいと
カチンと頭に火がついて
我慢の袋が破裂しても
心で
五つ数えてから
大きく呼吸を
してみなさいと
それでも自我が破裂して
大声出してしまったら
結局自分が嫌になり
落ち込み苦しく辛くなる
だからいつでもなにがあっても
自我を治めなさい
▽ 私は、優しそうなのは見た目だけで、ものすごく気が短いのが欠点です。やはり「短気は損気」ですね。
次の詩は、ある人の書いた小説を読んだときに浮かんだ詩です。感想文的なものになってしまいましたが、大目に見てくださいませ。
私には、こんなにも人を愛した経験はありません。そのためか、だいぶ羨ましさも含まれています。
どうぞ読んでください。
〈あなたと共に〉
あなただけを想い
私は死んでゆく
あなただけの為に
私は今を生きてゆく
あなたの愛により
今ここにいる私
永遠に永遠に
あなたと居たい…
あなたは未来へ向かい
私は過去を引きずって
精いっぱいあなたにしがみ付く
私の背負う十字架は
あなたを裏切った罪の重さ
それに気づいたその日から
私の苦悩は始まった
それと同時に光は見えてきた
▽ 私は、基本的に恋愛ものは読まないのですが、多分に推理小説的な要素を含んだお話だったのではないかと思います。
過去に読んだ小説は、推理小説と時代小説だけで、おおよそ三千冊では足らないと思いますが、本から学ぶことは、少なくはないと思っています。
手前味噌な話で申し訳ありませんでした。これからもよろしくお願いします。
小澤真人でした
